環境保全米Bタイプは、農林水産省の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に基づいて生産された特別栽培米の一つです。
Aタイプ(有機JAS)認定と同様に、約束を守って生産し、専門知識を持った検査員による検査を受け、第3者機関である登録認定機関から認証を受けなければなりません。
「農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場において生産すること。」という有機JASの生産の原則と考え方は共通です。
しかし、Aタイプ(有機JAS)と大きく異なる点は、その約束の内容です。特別栽培の基準は、「化学農薬・化学肥料(窒素成分)を慣行栽培(一般的な栽培)の半分以下とする」というものであり、宮城県の場合、「化学農薬8成分以下、化学肥料(窒素成分)3.5kg/10a以下」という基準になっています。Bタイプの約束は、その基準よりも厳しい、「化学農薬5成分以下、化学肥料(窒素成分)は田んぼでの使用は不可(育苗用肥料のみ使用可)。できる限り有機物施用による土づくりを行う。」というものです。
化学農薬・化学肥料をなるべく使用しない方が良いことはもちろんですが、全ての生産者がいきなり有機JAS栽培に取り組めるとは限りません。
環境保全米ネットワークは、自分のできる範囲で、少しずつ農薬や化学肥料を減らしていける生産者が増えるよう、検査・認証を行っています。
Bタイプ(特別栽培)認証取得をご希望の方は、まず以下のチェック表を確認してみてください。下記の認証料金や、認証取得までの手順をご確認の上、ご不明な点や詳細については、事務局までお問い合わせください。
チェック項目 | 解説 |
---|---|
1.認証を取得したい場所はどこですか? | 当会が認証に関する業務を行なう区域は、宮城県、岩手県、青森県、秋田県、山形県、福島県です。 |
2.認証を取得したい農林物資は、何ですか? | Bタイプの認証は、米と野菜を対象としています。野菜については、有機JAS申請を前提とした基準となっております。 |
3.環境保全米ネットワークの会員になっていますか? | 環境保全米ネットワークの会員になることが、申請の資格となっています。 申請と同時にご入会いただいても構いません。 |
認証の取得には、どれくらいのお金がかかるのか知りたい方は、ぜひ試算をしてみましょう。
生産者の人数と認定を予定しているほ場の面積を入力すると、1年間に必要な料金が試算できます。この金額は、あくまでも認証料金の試算であり、審査員が移動する交通費(実費)等が別途加算されますので、正確な金額を確認されたい方は、事務局までお問い合わせください。
各種手数料には別途消費税がかかります。
認証料金改訂に伴い、試算表の機能を停止しております。
事務局にてお見積りいたしますので、お気軽にお問合せ願います。
生産者の人数 | 人 (入力してください) | 認定手数料 | 円 |
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認定を予定しているほ場の面積 | a (入力してください) | 実地審査手数料 | 円 |
合計金額 円 |
認証を取得するまでには、どんなことをすればいいの? そんな疑問をお持ちの方は、下のフロー図をご覧ください。認定取得までの流れをまとめました。
※「赤トンボマーク」は商標登録を取得しております。
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