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環境保全米とは

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環境保全米とは

環境保全米とは赤とんぼやホタルが乱舞する豊かな自然環境を復活させ、安全・安心の証でもあるカエル、クモ、ドジョウやメダカがたくさん住む田んぼで大切に育てられるお米です。そのような米は、田んぼの地力を高め、化学農薬や化学肥料を従来の半分以下に減らす生産の基準に従って育てられます。

生産者はその生産基準を守り、それを第三者機関が認証してその情報を消費者に公開します。その情報公開によって消費者は、環境や人にやさしい米づくりを理解でき、環境保全米を正当な価格で購入して生産を支援することが可能になります。

環境保全米は以上のような生産者と消費者の協力によって生産を維持できるお米なのです。

環境保全米 生産の基準

化学肥料や化学農薬を減らして生産された米は、以前は「無農薬米」「減農薬米」など生産者ごとに表示して販売していました。このような状況を改善して消費者が判断に困らないようするため、農水省から「有機JAS規格」と「特別栽培米のガイドライン」の二つの統一した基準が示されました。

環境保全米はこの二つの基準に従って生産されますが、「環境保全米ネットワーク」では、これらを通称AタイプからDタイプまでの4種類のタイプに分けています。生産者はそれぞれの基準を守って生産することが原則です。

環境保全米タイプ 化学農薬 化学肥料
(窒素成分)
認定・認証
の対象
 
有機JAS(Aタイプ) 原則不使用 原則不使用 生産者個人・
生産者グループ
特別栽培(Bタイプ) 5成分以下 田んぼでは
不使用
生産者個人・
生産者グループ
特別栽培(Cタイプ)
(マネジメントシステム)
8成分以下 3.5kg/10a
以下
農協組織・
団体・企業など
特別栽培(Dタイプ) 8成分以下 3.5kg/10a
以下
生産者個人・
生産者グループ
慣行栽培
(宮城県の普通の栽培方法)
17成分 7kg/10a - -

*A、B、C、Dのタイプは環境保全米ネットワークで使用している通称です。
比較的容易に取り組めるC、Dタイプの栽培が多いのが現状ですが、栽培技術を高めてB、Aへとステップアップしていくよう目指しています。

環境保全米ができるまで

環境保全米が、皆さまの食卓に届くまでの概略を下の図にまとめてみました。
米づくりには八十八回もの手間がかかるといわれるように沢山の作業があります。
さらに、環境保全米づくりは、化学農薬や化学肥料を減らした効果を確かめるために田んぼの生きもの調査も欠かせません。田んぼの準備から収穫、出荷までの作業をしっかりと記録に残して、消費者・流通関係者への情報公開をしています。
環境と人にやさしい環境保全米づくりはこのような作業で支えられているのです。

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